本門寺に向かうには急な階段を登る必要があります。その階段が男坂、迂回路が女坂です。

女坂、男坂といえば万里の長城の八達嶺を思い浮かべる人もいらっしゃるのではないでしょうか。万里の長城の男坂は傾斜もきつい上に、1段づつの階段ではありませんから雨の日に上ると滑落の恐れがあり、恐怖感を強く感じた経験がありますが、本門寺の階段はそれほどのものではありません。
境内へと向かう階段は96段あります。これは加藤清正が寄進したと言われ、ごつごつとした大きめの石が積み重ねられていて、1段1段は結構高さがあり上るのは体力がいる代物です。階段は左側通行になっていて、上る人は向かって左を進みます。階段の途中には人に慣れた猫が爆睡していたりします。

また、体力がない人のためには、女坂という蛇行した緩めの階段もあります。もちろん段差は緩めのコンクリートです。傾斜は緩めとはいえ、同じ高低差を登りきるのですから、女坂は歩数が多く、くねくねしていてそれはそれで大変です。女坂も無理な方には池上会館のエレベータでも上までいけるそうです。
96段の階段を登りきると仁王門があり、仁王門をくぐると右手に五重塔が見えます。さらに進むと大堂があります。大堂の前には大きなお線香置き場があり、その線香の煙を体にかけると悪いところが治ると言われています。線香は大堂の中で売られています。よくご自身で線香を買わずに「貰い煙」をしている人を見かけます。